植物環境細胞生化学研究室
林 誠 (教授) 命岳館1階 教官室1
makoto_hayashi(at)nagahama-i-bio.ac.jp ( (at)=@ )
動かないことを選んだ植物は、生育環境の変化に適応しながら生きています。植物の環境適応を支えるメカニズムの一つにオルガネラ(細胞内小器官)の機能変化があります。たとえば、種子の形成と発芽の過程では、ペルオキシソームの機能が、脂質分解から光呼吸へと劇的に変化します。最近の研究から、植物のペルオキシソームがさらに多彩な機能を果たしていることも分かってきました。そのほかにも、貯蔵脂質を蓄積するオイルボディ、貯蔵タンパク質を蓄積するプロテインボディ、デンプンを蓄積するアミロプラストなどさまざまなオルガネラの機能が変化します。植物環境細胞生化学研究室は、植物オルガネラの機能の可塑性とその制御機構について研究しています。こうした研究は、植物の環境適応の分子基盤を理解するだけでなく、油脂やデンプン、タンパク質など植物バイオマス増産のための技術開発につながることが期待されます。
以下は研究紹介動画です。URLをクリックすると視聴できます。
(1)概要;
https://youtu.be/itvlqcBsLLM(2)研究内容;
https://youtu.be/8-t9X5P8gGQ(3)NHKガッテン;
https://youtu.be/RmlWdYuuYuM